先日、とあるSNSで、会社の社長が、自己主張ばかり社会人が多くて困る。といった投稿をしておりました。

これは、ある意味、とても同意する部分が多く、多様性や自己主張や自己都合を、会社や企業に主張したり押し付けたりするのは、デメリットが非常に多いと考えます。

私自身、20代の頃に、何故?スーツで出社する意味があるのか?というのを、真剣に会社に問うた事がありました。

個人的に、スーツが大嫌いなんです。
スーツが嫌いな理由は、一番の理由は、行動力が落ちる。という点です。
激しいスポーツをするときに、スーツを着ている人っていますか?

仕事は、戦いです。

また、よく相手に不快を与えないためにも。という人もいますが、夏のスーツは、見ている側は、非常に不快です。

  自己主張で失うもの

スーツに関しては、未だに思うところはありますが、30代、40代と社会人を経験してきて、様々な人に会う機会が増え、昔よりは、納得している部分はあります。

スーツに限らず、昨今の世の中の流れとして、多様性を許容する。自分の意見をハッキリと主張することが、正義である。という意見をききます。

自己主張自体は、悪い事ではないし、よりよくなることであれば、どんどん意見を述べていった方がよいと思います。その方が、組織としても活性化しますし。

ただし、その自己主張が、理にかなっているものなのか?というのを、発言する前に、今一度、自分に問うてほしい。と最近感じます。

自己主張とワガママは、相手のとらえ方は、紙一重です。

仕事は、一人で行うものではありませんし、一人で、できる事には、限界があります。

  社会人における合理性とは?

社会人における合理性とは、最短ルートで再考の利益を上げる事を示すと、私は考えています。
会社からすれば素晴らしい事であり、社会人としても、非常に優秀であると評価されるケースは多々あると思います。

また、合理性を成す要素として、以下のものが考えられます。

  • 周りと同調する。
  • 相手の求めている事に対して、100点以上の結果を返す。
  • 顧客の目線で物事を述べる。行動する。

他にも色々とあるのですが、これだけを見ていると、新社会人への教科書などに、書いてありそうです。

  合理性の先にあるもの

ここまでの内容をみると、合理性は、社会人にとっても、会社にとっても非常によいものであり、世間でいうところの合理主義者こそが、正しいという見方もできます。

ただし、合理主義者では、生き残れない社会になりつつある。というのも、ここ数年感じていることです。

合理主義者が組織として集まると、物事は、淡々と進んでいきますし、結果は残せる可能性が高いと思います。
ただ、そこには、新しいものは、うまれません。

私が、組織のコンサルティングを行う際に、現場の社員に不平不満をとことん吐き出させます。
これによって、一時的に、現場の空気感は、悪くなるでしょうし、現場の社員も、モチベーションが落ちてしまうと思います。

ただし、このあと、皆でその不平不満を解決し、乗り越えたときの一体感とモチベーションの高さは、組織マネージメントの成功を経験したことある人であれば、理解できるところだと思います。

物事は、壊して構築して。を繰り返すことで、より強く大きくなります。
自分は、よくドラゴンボール理論と言っていますが。

一方で、最近では、社会的にも、合理主義者が多いと感じます。ただし、それは本来の合理主義者ではなく、他人に興味がなく、自分だけがよければ、よい。今がよければ、よい。といった偏った合理主義の考えが、増えているように思います。世の中が停滞していたり、不景気だったりすると、よくある傾向だと思います。

だからこそ、今求められる人材は、自分を壊せる合理主義者であると思います。
自己否定を上手く自分のために活用できる(コントロールできる)人材は、組織のなかでも、活躍する場が増えてくると思います。

  社会人としての未来に不安を感じたら

私は、仕事が趣味みたいなものです。でも、仕事が好き。というわけではありません。

こういう時代だからこそ、多くの人が、どのように働いたらよいのか?悩んでいる人が多いと思います。

今の自分に悩んでいるとき、環境や、過去の自分のせいには、しないでください。
明日の自分を創るのは、今日の自分です。

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