最近、電通の残業問題をはじめ、「働き方」というのを、見直そう。という動きがありますが、
「最適な働き方」
「最適な職場」
「働きやすい環境」
って何なんでしょうか?
残業を推奨するわけでもありませんが、様々な立場の人が、様々な立場で、自由に意見するものだから、
どうしたらいいのか?何が正しいのか?混乱している人が多いんだと思います。
心のなかでは・・・ でも、本音を言うと・・・という人が多いんじゃないんでしょうか?
一つハッキリしていることは、働くということの目的は、人それぞれだが、企業に属するということは、
その企業の目的に同意。している。ということである。
事業計画書という名の目標に対する時間の考え方
働く時間、働く量、何をどのくらいするのが、最適なのか?というのは、自分で事業計画書をつくってみると非常によくわかる。
事業計画書というと、難しそうに思えるが、例えば、ダイエットをするとしよう。
「10キロ痩せたい」
これが目標である。
1.週3日、5キロ走ろう。
2.夜21時以降の食事は禁止。
3.1日3回の食事は、1500キロカロリー以内に。
と色々と計画をたてる。
それに対して、
・カロリーを抑えるために、満腹感のある食材を買う。
・ランニングをするために、ウエアを買う。
この二つが、経費だ。
事業計画書とは、目標を達成するための計画書と考えればいい。
計画を成功させるために、1~3を実行する。
なかなか成果がでなければ、再度見直しをする。
これが、簡単な事業計画書の考え方である。
ここで、
「1.週3日、5キロ走ろう。」
というのを、ピックアップしてみよう。
5キロ走るのに、かかる時間というのは、人それぞれである。
また、走り始めた当時と慣れてからでは、時間は変わってくる。
この、「時間」こそが、事業計画を達成するためのアクションタイムである。
アクションタイムを定量化するというのは、非常に難しい。
これを、ビジネス=働く事。に置き換えてみれば、
1日8時間労働。8時間でできる労働力を定量化する。というのは、不可能である。と思っている。
「働き量」
ここで話を戻すが、昔に比べ、労働の在り方も、大きく変化している。
工場での流れ作業のように、定量化できる仕事というのも存在はする。
しかし、例えば、「企画書をつくれ。」
これは、非常に難しい。
経験、センス、その時の体調など、様々な要因が関係してきます。
最初にお話ししましたが、企業で働く人にとって、企業の目的や目標は非常に大切です。
その目標を達成することが、社員の役割である。
目標を達成することで、利益が増えるかどうか?は、経営層の役割である。
ここまでの流れを今一度、読み直してください。
この時、「働き量」=「勤務時間」だと思う人は、どのくらいいるのでしょうか?
もし、イコールで考える人がいるのであれば、今後、AIやロボットによって、そういった方々の仕事はなくなると思われます。
AIなど、様々なテクノロジーが発展するからこそ、「人の働く意味」というのを再定義しないといけないと思います。
これができない経営者は、今後、企業が衰退していくでしょう。
生き方や考え方が人それぞれである。という時代だからこそ、企業も人も、考えなくてはいけないと思います。
そして、もう一つ大切な事。 お役所は、ビジネス界の足を引っ張らないような制度をつくってもらいたいと思っています。