IT業界って、周りからしたら、未だに胡散臭い。と言われる。事があります。
現実問題として、胡散臭い会社もあります。例えば、HP制作。

HPを制作する目的を明確にし、それに対してどの程度の予算とリターンを望むか?それが、明確であれば、どの程度の費用が妥当なのか?解ると思います。そして、大切なのが、HPを制作することではなく、運用すること。この考えが、未だに浸透していないのが、現実です。

車を買えば、保険に入るし、メンテナンスもする。ほとんどの人が、ディーラーにお任せしていると思いますが、HPも同様です。
これは、HPの制作に限らず、システム開発なども、同様です。
広告出稿、プロモーション、マーケティング、、、今では、ITの知識と相応のスキルがなければ、実現できません。
 

  IT業界で生き残るためには?

こういった背景を考えると、やはりIT業界にいる以上は、エンジニアスキルってのは、はずせないと思います。
エンジニアスキルってのは、一言では言えないのですが、プログラミングができるだけではダメです。
設計ができてもダメ。

では???どうすればよいのか?

よい先輩を見つけることです。

残念ながら、どのような学校に行こうが、どのような素晴らしい会社で働こうが、エンジニアとしての師匠。先輩を見つけることができるか?が非常に重要です。
ある意味、エンジニアってのも、職人だと思います。

では、エンジニアスキルがない人は、IT業界でやっていけないのか?と、問われると、そうでもありません。
IT業界全ての業種にITは必要不可欠なものであり、様々な業界を横断する業界でもあります。

 




 

  「課題解決型ビジネス」と「未来創造型ビジネス」

私がよく話すのは、IT業というのは、

「課題解決型ビジネス」「未来創造型ビジネス」で構成されている。です。

HP制作や、システム受託開発のほとんどが、「課題解決型ビジネス」です。
「課題解決型ビジネス」とは、現存する様々な課題を、解決するために、ITを活用する。事です。
広告やプロモーションも同様です。
この、「課題解決型ビジネス」において重要なのは、課題を理解することです。
課題を理解するためには、様々な経験を積むしかありません。
普段の生活から、様々な事に視野を広げ、様々な物事に興味を持つ。そして、興味を持ったことを、
しっかりと調べ、自分のものにすることです。

興味を持っただけでは、意味がありません。
これは、IT業界に限ったことではないですが、とても重要な事です。
街中には、様々なヒントが落ちています。

 




 

次に、「未来創造型ビジネス」です。
これは、弊社に相談が多いのですが、新たなビジネスの仕組みをつくることです。

ITに限らず、ビジネスを創造するときは、常に、1年後、3年後、5年後を創造します。
よくあるのが、市場分析を行い、ニーズをさぐる。
ただ、私からしたら、ニーズを探っている時点で、「課題解決型ビジネス」になっていると思います。
未来を創造するということは、「今」ないものを創造することです。
ガラケー時代に、アプリを創造する。ブログが流行し始めた時に、ユーチューブを創造する。

これは、非常に難しいものです。
どのような経験をしても、向き不向きがあります。
ただし、ヒントを収集することはできます。

それは、創造物をみることです。

映画、アニメ、マンガ。
個人的には、映画は近未来を。アニメは、未来を創造するのに、とても役立ちます。

日々の業務を行うためには、エンジニアスキル+アルファが必要であり、他社との差別化をはかれる人材になるためには、「普段の生活から、業務を意識し、幅広い知識を身に着けること」が重要です。

当たり前のことではあるのですが、働く時間は、自分のスキルを発揮する場であり、勉強する場ではありません。
そのためには、普段の生活から学ぶことを、少しでも意識することで、普段の業務も、きっとスムーズに進む場面が増えてくると思います。

  最後に

IT業界では、非常に幅広い知見と経験が求められます。
これは、他のどの業界よりも、求められることだと思います。
IT人材が育たないというのは、それだけ求められることが多いからでもあります。

だからこそ、身近に、学べる先輩がいる。

これこそが、最大の経験を積むための土台でもあり、ヒントでもあると思います。